東京五輪パラリンピック公式エンブレムの最終候補4点が公表されましたが個人的にC案が推し。でもやっぱり原研哉氏のデザインが一番好き


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画像引用元:yahooニュース(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160408-00000112-nksports-spo.view-000
 
東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが公表されましたね。
こう見ると様々な考え方や思いが込められてて面白いですねー(´∀`)
 
それではちょっと各案を見てみましょう。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のwebサイトから画像および文章を一部引用しています。
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A案:
五輪・パラリンともに伝統的な和柄「組市松紋」で構成したモダンで抽象的なデザイン。
「つながり合うデザインに、『多様性と調和』のメッセージを」とありますが、五輪の方は日の丸や花とかも意識してるんでしょうか。パラリンの方は下部の細い5つの四角がアクセントとなり扇子の様相を呈しています。
あえて人物の要素を排除し、非常に潔く完成度が高いプロっぽい仕事です。
モダンさや先進性に振り切った万人受けしないという意味でリスキーなデザインなので、もしもこの案にものいいがつくとしたら、無機質で冷たいだとか地味だとかそういった意見が出てくるでしょうね。
個人的にはこういうミニマルなデザインはかなり好きです。ただ、これが「五輪」に相応しいかどうかは慎重に検討する必要があるかと思います。

追記:考えすぎかもですが…これオリンピックの方が完全な円で、パラリンピックの方が欠けた円って、考えよう・見ようによってはやばくないですか…?いや、考えすぎですよね。なんでもありません。
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B案:
日の丸と人で躍動感と調和を表現した、一番ベタで一般受けしそうな案。人の心臓部分が国花であるさくらの花びらになってるし。
これになったら、まあそうだよねと納得する一方、個人的にはちょっとがっかりしそうです(笑)
でもわかりやすいメッセージ性は評価できるポイントです。ただちょっと安直なデザインなのでもう少し冒険してもいいのかなと。
あと、低俗な意見で恐縮ですが、ドラゴンボールの魔封波っぽい。

追記:ねとらぼ配信の記事で「B案にドラゴンボール『魔封波』を思い出すネット民が続出」的な記事がありました。やっぱり思うことはみんな一緒なんですね。中には「逆にB案推しになってきた」と持ち上げる人も出てくる始末らしいです。うーん、それで反対するならまだしも推すのはどうかと思います。ネット上でおもちゃにされてしまってはもうこの時点でかなりリスキーな案になっちゃいましたね。個人的には全然推しじゃなかったけど、なんだか残念です。
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C案:
一目見てわかりました。風神・雷神でしょこれ。
雷神の太鼓が花火、風神の風袋が虹にたとえられており、ゴールテープまで切ってるとは。技ありです。さりげなく顔も桜の花びら。
単に人をモチーフにしたのでは安直ですが、古くから日本人に愛されてきた俵屋宗達の風神・雷神がモチーフとなれば一気に説得力が増します。
躍動感や親近感も感じられ、これといった懸念点もなくパラリンとのセット感が素晴らしい、五輪にふさわしいエンブレムではないでしょうか。
私的に一押しです。

追記:北京オリンピックに似てるという声、やっぱり出てきたか。私は似てないと思いますけどね(気持ちはわかるが…)。人の姿をしたものをモチーフにするのだから人型に当然なるでしょうし、そもそも考え方がまったく異なりますので、懸念点にはなり得ないかと。でも気持ちはわかる(2回目)。
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朝顔の開花がモチーフ。成長とか努力の過程や結実を表現しています。
「江戸時代に流行し、子どもから大人まで広く親しまれてきたこの花が」とありますが、確かに朝顔観察は小学生の自由研究の定番でしたね(今の子どもたちはやってるかわかりませんが)。
また「晴れやかな表情」とあるように、日本=日の丸なだけに花の模様と太陽とをかけているんでしょう。
人物の要素はありませんが、4案中一番親近感があるといいますか、敷居の低い感じがします。女性に好まれそうなデザインですね。
審美性重視で個人的にこの案は割と好きです。

追記:私の知人(アジア圏の外国人女性)はD案が良いとのこと。やはり女性からの支持が厚いですね~。外国人にとってはC案が風神・雷神をモチーフにしているとわからなく単に人だと思ってスルーしたらしいですが、モチーフの「風神雷神図屏風」の画像を見せたら「なるほど!まさに伝統!日本だね!」ということであっさりC案に寝返りました(笑)
 
いかがでしたでしょうか。
デザインというのは非常に社会性が強く、コミュケーションそのものといっても過言ではありません。
制作プロセスにおいてマーケティングは切っても切り離せない要素であり、色とか形といった表面的な「見て呉れ」の前に根幹となる考え方やコンセプト、ターゲティングが必要不可欠となります。
そのデザインを見た人にどういったメッセージを与えるのか、心地良いのか不快にさせてしまうのかなど、対象者への影響を常に客観的に想定してつくられるべきです。
これらをないがしろにしてつくられた社会性の欠片もないデザインは、果たしてデザインと言えるでしょうか。多くの人に不幸を与える結果となりかねません。
これからデザイナーを志す方は是非、デザインの社会性について意識して勉強してほしいと思います。
 
廃案になった前エンブレムは、個人的に生理的に受け付けない吐き気を催すものだったので、ほんと白紙になってよかったと思っています。
今回はどれもそういった印象のものがなく、多かれ少なかれ「愛」を感じます。
みなさんはA~D案どれが好きですか?(´∀`)
 
追記:あくまでもこの中だったらC案を推すという話で、必ずしもこれが一番と思っているわけではありません。
今まで様々な案を見てきた中で、私的に一番好きなのは、前回の選考時に2位だった原研哉氏のデザインです。考え方・展開性・審美性どれをとっても素晴らしいです。
 

ちなみに、うちの嫁案もいまなら投票受けつけております。
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↑これです。
またこちらの図案は「東京五輪エンブレムはもう猫のこれで決まりイラストデザインTシャツ」としてちょこちょこ売れてる商品でもあります。
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↑これです。
BASEで売ってますので、もしもA~D案のどの案もいやだって方は抵抗の意味も込めてこちらのTシャツをお召しになってみてはいかがでしょうか。
 
 


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