もしも私がコーヒー豆屋さんを開業したなら:ブランドロゴとパッケージをまじめに作ってみた


hukuro_kuro
 
↑いきなり結論でアレですが完成したロゴおよびパッケージになりますw

※素材は袋専門店のニコノスさんのものを使用。サンプルありがとうございました。m(_ _)m

↓ではこれに至るまでのデザインプロセスをどうぞ。
 
普段コーヒーを手淹れで嗜む私ですが、実は豆の焙煎にも凝っております。
かつては直火式の手網焙煎器で煎っていましたが現在は「煎り上手」というアルミ製の半熱風式焙煎器を実験的に使用してます。
ゆくゆくはプロも使ってる数万円はくだらない手回しの直火ロースターが欲しいなーなんて思ってたりも。

追記:現在は直火式の手廻しロースターを使用してます。より焼きムラがなくなり、自分の味を追及・表現できるようになりました。詳細は後程アップいたします。m(_ _)m

 
直火式がいいのか熱風式がいいのか、ロースターの間では様々な意見が飛び交っていますが、私はどちらでも良いと思っています。
しっかりと生豆の水分を飛ばして渋味・えぐ味をなくし、その豆に合った適切な焙煎度であれば各々の良さがあると思います。
コーヒーは嗜好品ですから、結局ラーメンと同じように「個人の好み」に行き着くんですよね。
直火vs熱風議論はどんな意見も良しとするくらいの気概がないと逆に建設的じゃないし不毛ってなもんです。
 
さて、というわけで今後この趣味が高じて人に売れるレベルにまでなった時のことを妄想して、焙煎豆屋としてのブランドロゴを本気で作ってみたいと思います。
rahu
まずはラフを書きます。
店名や込めたいキーワードを考えながら、ガシガシ思いつくままに書いていきます。
店名を決める上での切り口は下記のような感じで。
 
① 自身に関する事柄(名前・趣味等)に由来する
(例:鈴木珈琲店、まめすけ)

② 業務に関する事柄(地名・歴史・アイテム等)に由来する
(例:松代焙煎工房、黒ヤギ亭)

③ どういう商品か(イメージ・状態・良さ等)を表現する
(例:きらめきコーヒー、フレグランスコーヒー)

④ どういう店か(企業理念・営業方針等)を表現する
(例:不眠不休の店「ブラック」、ワールドマーケットコーヒー)

⑤ サービスを通じて実現させたい「結果」を表現する
(例:ニコニコ豆屋、もかまた~り)
 
っていうのを、ストレートに表現したり動物とか他のもので表現したり言葉を組み合わせて造語にしたりダジャレたり略したりしてみて、最終的に語呂が良いものになるよう練っていきます。
ある程度イメージが固まってきたらラフを参考にしながらAdobeのIllustrator(イラストレーター)上で作業開始。
kira
まずはこいつ↑をイラレのデータに起こしてみようか。
「あえてコーヒーを図案化しない」という走り書きがあるけどちょっと無視して…
なんだか輝いてる様子なので、クラフト紙にホワイトインクで刷れば面白くなるかな??
名前は「BRIGHT COFFEE」としておこう。
kira02
はい、できました。ダイヤ形の図形を五つ並べてネガ部分でコーヒー豆(真ん中の白いダイヤで豆の縦の割目と横シワ)を表現。
欧文のタイポグラフィは信頼感・品質の良さを訴求するためオールドスタイルのセリフ書体を採用しました。
「BRIGHT」には輝くとか明るいという意味の他に表情が晴れやか、快活・元気という意味もあるので、商品を通じてそうなって欲しいという観点から上記店名の切り口としては⑤が該当するかな。
 
まあでも…
 
 
kiradesu
 
いや、これはこれでまあいいんですが、ネスレの粉末ミルク「コーヒーブライト」と混合されたら嫌だし、ちょっと見た目もトンガリ過ぎな気が。
あと白が良いとなると印刷コストがかかる可能性もある(少なくとも自前のプリンターでは出力できない)。
「これだ」というものにならなければどんどん白紙に戻していきますよ。
kinnobe
お次はこれ↑ 「金の延べ棒 + コーヒー豆 = 価値のある商品」
延べ棒は台形のイメージが強いですからそれを組み合わせて豆を表現してます。
自分で書いておいて何ですが「金ほども価値がある」ってこれまた大きく出ましたw
kinko-hi-3
はい、そのまま「金珈琲(キンコーヒー)」。グラデーションで黄金っぽく。
実際のパッケージはマットコーティングされた白い袋に金の箔押しが高級感出せていいかもしれない。
タイポグラフィはあえて細い書体で繊細な雰囲気に。プレミア感・特別な商品であることを訴求します。
 
ふむふむ。
 
…………。
 
 
kinbiri
いや、こういうミニマルなデザインもいいんですよ。
単純な形であればその分「記憶性」は確保されるわけですし。
ただやはり規模に伴っていないメッセージは滑稽だしもう少し「手仕事感」や「一生懸命感」、「真心感」が欲しいなあと。
動物ネタは良い感じに結びつくものがなかったし、地名を絡めるのはネットオンリー(無店舗経営)なので却下することにして…。
mameniiirurahu
で、ひらめいたのがこのアイデア↑
で、イラレでブラッシュアップ↓
mameni
火にかけた焙煎器とそれにより生まれる香りでコーヒー豆を象っています。
豆は鮮度が命ですので、受注してから焙煎することを絶対とし、「豆を忠実(まめ)に煎る」から「マメニール」と命名。
カタカナ表記なのは、「ニール(Neil)」はゲール語で「チャンピオン」を意味することから、他店に負けないクオリティを提供するという自負を込めるため。
「忠実に煎る」と「豆Neil(チャンピオン)」で二つの意味を持たせました。
店名の切り口としては主に上記④の考え方に該当してますね。
 
機械の焙煎に頼る前にまずは手焙煎から始めて豆を煎る感覚を掴むことは腕を磨く上で大切なプロセスと言われているので、仮に機械を導入したとしても手による焙煎を象徴するこのロゴは、初心を忘れないためにもいいかもしれません(機械といえど最終的には人の感覚で品質の良し悪しが決まりますし)。
でも直火ロースター導入したらサブタイトルの「自家焙煎」を「直火焙煎」に変更するかも。
 
タイポグラフィ「マメニール」部分は完全オリジナルでまっさらな状態から書き起こしました。
mame
こんな感じなのをたくさん下書きして、イラレで0.01mm単位の調整をしていきます。
ちょっとぽってりとさせてクラフトマンシップを感じさせる印象に仕上げました。
アナログ感があるので、当事務所のロゴとイメージ統一できそうです。
印刷コストの面でも黒が合うデザインになってよかった~。
hukuro_kuro
クラフト紙にスミの印刷を想定し、当記事トップのこの画が完成。
なんとか良いところに着地できたように思います。
いつになるかわからないけど、このパッケージで豆を販売する時が楽しみだなあ~。
オープン前にはウェブサイトとショッピングページも作らないとね。
その制作過程や焙煎のことも後程記事にできたらアップします。
 
デザインの考え方やプロセスがなんとなく伝わりましたでしょうか。
事業の立ち上げやブランディングをお考えの方、何かお手伝いできることがあればお気軽にお声かけくださいませ~。
 




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感想(18件)


 
関連記事:私的に「イカす!ウマい!オモシロい!」と思ったコーヒー屋さんのブランドロゴ25選
 


「もしも私がコーヒー豆屋さんを開業したなら:ブランドロゴとパッケージをまじめに作ってみた」への4件のフィードバック

  1. デザインを考えるプロセスが整理されていて、凄くわかりやすかったです。
    これからも、記事の公開、楽しみにしています。

    1. 遠藤さん

      初コメント!うれしいです。うれしすぎます。ありがとうございます。
      年度末を越したのにも関わらずなぜかめちゃんこ忙しい時期が続いており、ネタがたまる一方でブログがまったく更新できてません。
      人手が足りないので今現在コーダーさんやデザイナーさんを必死になって探しておりますです。
      (まさかもしや遠藤さんウェブ関係のエンジニアの方だったり…?<●><●>じー。)
      落ち着いてきましたらクリエイティブだったりそうじゃなかったりする記事を書いていきますのでたまにのぞいてみてください。
      非常に励みになるコメントいただき本当に感謝感激でございます。

      デザインオフィスbard代表:鈴木

      1. デザインオフィスbard代表:鈴木様

        >ウェブ関係のエンジニア
        ですね・・・
        インフラ構築、サーバサイドの開発(PHP)が中心で、デザインはパートナーさんにお願いする事が多いですが、内容次第では自分でもデザインを行います。

        東京(西の方)ですので、なかなかお会いして、協業というのは難しいかと思いますが、
        bardさんのデザイン、全般的に素敵で興味ございます。
        もし、よろしければ、メール等頂ければ、幸いです。
        これからも、素敵なデザイン、Webサイトの制作、頑張って下さい!

        1. 遠藤さん

          おお…!まさかほんとにエンジニアの方だったとは。
          しかも今後当事務所の需要が増えそうな分野ですね…。いや驚きました。
          後程ガチでメールいたします。
          お返事ありがとうございました~。

          鈴木

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